動物との遭遇
廃墟ではたまに動物と遭遇します。野生の動物はご想像の通り危険です。野良猫程度でしたらさしたる問題はないのですが、野犬や猿や熊や鹿や猪などにも遭遇する事があります。これは非常に危険です。動物が逃げてくれればいいのですが、もし襲い掛かられてきたらどうしますか?冷静さを失った人は動物に攻撃されてしまいます。
ここ数十年、狂犬病は日本で発生していませんでした。しかし海外から帰国した人が最近狂犬病で亡くなりました。犬に噛まれたのが原因だそうです。日本の犬はどうでしょう?噛まれても絶対に狂犬病にならないとは断言できません。もし狂犬病にならなくても噛まれた事による傷口の化膿や菌類が体内に入る事は予想できると思います。さて、犬に出会ったらどうしましょう?絶対に近づかない事が前提になります。もし襲い掛かってきたら・・・ 対策としては縄跳び(ビニール製)のが有効とされています。ビュンビュンという音と地面を叩く音で犬は怯みます。廃墟に縄跳びを持って行く人は少ないと思いますが・・・ しかしその縄跳びの使用は犬と戦闘モードになってからの最後の手段と考えていた方がいいと思います。幸い私は廃墟で犬に遭遇したことはありません・・・
野犬
猿は比較的多いです。この写真は〇東橋ホテルで遭遇した猿です。見た目はかわいいかもしれません。しかし牙を剥き出しにこっちに近づいてきました。非常に怖かったです。この猿は親子で現れたのですが、子供を連れてる猿は気をつけなくてはいけません。猿に限った事ではないですが、子を思う親の気持ちは動物とて同じです。むやみに刺激しないようにしましょう。そして絶対に餌などは与えてはいけません。これは廃墟に限ったことではありません。と、話が少しずれてしまいましたが、猿と遭遇したらどうするか?
とりあえず逃げましょう。猿とバトルしても怪我をするのがオチだと思います。かなり引っかいてきます。そして食べ物や珍しいものを持っていると猿に奪取されます。私が遭遇したときは、猿が近づいて来たとき仁王立ちをして動揺しないで目線を合わさず真正面に立ってました。そうしたら猿から離れていってくれました。目線はむやみに合わせてはいけません。「目を見れば解る」なんてことはありません。むしろ猿はバトルモードに突入します。猿の動きを見つつ目線を合わせない様にし、その場から離れましょう。
猪、鹿
遭遇率は低いです。鹿は過去3回ほど遭遇しています。鹿は大抵逃げていきます。問題なのは猪です。猪が自分に向かってきたら逃げ切ってください。絶対に勝てません。無事に逃げ切れば大丈夫ですが、もし猪突猛進されてはひとたまりもありません。死亡確率はかなり高いです。間違っても猪と戦ってはいけません。
遭遇率はかなり低いですが0ではありません。今更説明の必要もないかもしれませんが相当ヤバイ状況です。もし熊に遭遇したら、絶対に刺激したりしないようにしなくてはいけません。間違っても大声だしたりしてはいけません。持っている荷物を置き、ゆっくりその場を離れます。慌てて走ったりしてはいけません。追いかけてきます。もし5メートル以上の登れる木があったらそこに登る方法もあります。熊は木登りもできますが、登ってくる熊を足蹴りして助かった例もあります。もしも攻撃されたら、頭を抱え、腹部を攻撃されないように横たわり、攻撃が止むまで待ちます。写真は某廃校附近での熊。
写真提供:過去の棲家TEL様
基本的に動物と遭遇したら、むやみに刺激せずにその場から離れる事が重要です。そしてその廃墟からも離れた方がよいでしょう。動物は縄張りというものがあります。その縄張りに異変があると警戒し場合によっては攻撃してきます。廃墟は予想できない危険がたくさんあります。何度も言いますが、廃墟探索は推奨しません。
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